» 2013/06/05/

［不定期連載］家相四方山雑記　其の五「庭の吉凶あれこれ・・の巻」

Geen・あわわfree2013年6月号掲載の「家相四方山雑記」をWEBアップします。

建てようネット［徳島］不定期家相コラム

家相四方山雑記

家を建てる前に知っておきたい家相のあれこれ。

文・写真／武知司竜

其の五
「庭の吉凶あれこれ・・の巻」

今回は庭をはじめ、家の外回りの吉凶について少し書いてみようと思います。
一戸建ての家を持つと大なり小なり、家の周りにスペースが生まれると思いますが、
そういった場所を皆さんはどの様に利用しようと思われますでしょうか？
大きな庭を持つ方であれば、庭石や石灯篭、池には鯉が泳いでる・・なんて事もあるかもしれませんし、
スペースが限られたお宅であれば、上手にスペースを利用して、
ガーデニングを楽しもうと考えている方も多いかもしれません。
家相の上でも昔から、家の外回りにまつわる吉凶が多く伝えられ、
家のどの方向に池を作ってはいけないとか、この植物を植えてはいけないとか、
逆に、家相の弱点を補う働きをする植物やまじないの類等、
迷信と思われる物も含め様々な言い伝えが残されております。
まず今回は庭石についてですが、石は、陰陽で言うなれば、陰性の物となります。
公園や寺社であれば問題ないのですが、住宅の場合で考えますと、
多く石を用いるのは、敷石、飛び石も含め陰の気が強くなり、決して良いものとは言えません。
陰陽のバランスを考え、少しであれば、問題ないのですが、
そのバランスを推し量る事は難しく、安易に大石等を置くべきではありません。
石を据える場合は、大きい物はその半分以上を地中に埋め、
高さも家屋の畳の高さよりも低くするというのが原則と言われております。
最近は防犯や雑草対策に敷石やコンクリートを家の周りに全て敷いてしまうお宅も在るようですが、
家相で言う陰陽のバランスから言うと、良いとは言えません。どうしてもと言うのであれば、
東から南にかけての方角は陽の気の方角ですから、その方角が日当たりの良いお宅であれば、
その方角にある程度なら石を敷いたり置いたりするのも良いかもしれません。
しかし、陰の気が強い南西から北東には陰の気を助長する恐れもあり、
日当たりもその家々で違い、ケースバイケースではありますが、あまりお勧めできません。
バランスをよく考え、屋内同様、気分良く過せる庭造りが大切だと思います。
次に敷地内に植える植物についてですが、これも、陰木、陽木とあり、
これについては迷信とそうでは無さそうな云われが多く混在しており、
難しいところではありますが、いくつか私の経験も含めて次回、紹介したいと考えております。