» 2013/08/28/

【第1１回マネーコラム】結局金利は変動？固定？どっちがいいの？

Geen・あわわfree2013年9月号で掲載した「マネーコラム」をWEBアップします。

結局住宅ローン金利は変動？固定？どっちがいいの？

　前回、住宅ローンの金利タイプは大きく分けると変動と固定の２つしかないとお伝えしました。では、自分は変動と固定のどちらを選ぶべきなのか？ あなたも明確な答えが必要だと思いますが、残念ながらこれは人によって違うとしか言いようがありません。人によって準備できる頭金、毎月返済できる住宅ローンの金額、返済期間が違います。私も実際に相談を受けて住宅ローンのアドバイスをする時はその人の状況を詳しく分析して最適な住宅ローンの提案をしています。今金利が低いから変動だとか、これから金利が上がってくるから固定だというように安易に選んではいけません。では、住宅ローンを変動にするか固定にするかの判断基準を幾つかお教えします。まずは、返済期間。返済期間が短いのであれば今の低金利のメリットを享受できる変動金利がお勧めです。返済期間が短いと金利変動のリスクも少なくなります。次に、月々支払っていける住宅ローンの返済額です。多少返済額が上がっても大丈夫なくらい余裕を持って住宅ローンを借りる場合は変動でもいいと思います。ギリギリで借りる場合は固定の方がお勧めです。返済額に余裕が無いのに変動で借りてしまうと金利が上がった途端に払えなくなる可能性があります。最適な住宅ローンを選ぶためには、まず変動で借りるのか固定で借りるのかを決めます。その後で、金融機関を比較し最も金利や手数料が少ないところを選ぶようにします。そして、変動か固定かを選ぶためには何年で返済するのか、また毎月問題なく住宅ローン返済できる金額はいくらなのかを知っておく必要があります。住宅ローンを変動にするか固定にするかを悩む前に、返済期間や毎月返済できる住宅ローンの金額はいくらなのかを考えましょう。

次号予告

「住宅ローン返済額を家賃並みで考えてはいけない３つの理由」

過去のバックナンバーは下記より。
●第１回「諸費用を制するものがマイホーム購入を制する」

●第2回「予算は月々の返済額ではなく、総支出で計算する」

●第3回「将来こどもに迷惑をかけないための、マイホーム購入予算計算方法」
●第4回「住宅ローンは給与振込の銀行で借りるものだと思ってませんか？」
●第5回「誰も教えてくれないもう一つの住宅ローン返済方法とは？」

●第6回「あなたのマイホーム購入予算を最大化するために」

●第7回「言われるままに『諸費用』、支払おうとしていませんか？」
●第8回「目先の金利だけで住宅ローンを選んでいませんか？」

●第9回「マイホーム購入を考えたら、何から始めるべきなのか？」

●第10回「住宅ローンは大きく分けると２つしかありません」

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