» 2014/07/27/
建てようネット[徳島] 不定期 家相コラム
家相四方山雑記
家を建てる前に知っておきたい家相のあれこれ。
文/武知司竜
其の19
お勧めしたい、家族の部屋割りパートⅣ実例編・・・の巻
前回、子供達の部屋割りについて、方角の気の作用を利用した、様々な対策のお話しを書きましたが、今回は、実際にあった、私が関わった実例を挙げてみたいと思います。
それでは早速、第一の実例。家を出て行ってしまった長男と家に篭りがちだった次男のお話・・・。
Aさん家族は、長年暮らしたアパートから、一戸建ての中古住宅を購入し引っ越しました。
そして、新たな住まいの二階部分の二部屋を長男と次男に与えたそうです。
狭いアパート暮らしの時は兄弟二人一部屋で使わせていた事もあり、広い一戸建てを購入し、
近々勤め始める長男と大学受験を控えた次男にそれぞれ部屋を与えたのですが、そのあたりから、
いろいろと家の中の様子が変わってきたようです。引っ越して間もなく、
長男が家を留守にする事が多くなり、家に帰らなくなってしまったのです。
同時期に次男は受験に失敗。就職もせずに、学生時代から続けていたアルバイトを週に3~4日行く程度で、
部屋に篭る様になってしまったのです。
そこで、引越しが明らかに変化を起こした原因と考え、引っ越した方角と時期、
そして子供たちに与えた部屋割りを調べてみました。そして分かったのは、
引っ越した時期や方角に大きく問題はなかったのですが、部屋割りに原因が隠れていました。
当初のお話では、長男の部屋は東、次男は北西とうかがっていたのですが、家を拝見し、
キチンと磁石で鑑定したところ、長男の部屋は東南、次男の部屋は西と少し北西にかかっている事がわかりました。
当時の状況では、長男は家を出てしまったものの、仕事もキチンとし、恋人と同棲しながら、
経済的にも独立し、堅実に生活していたので、長男自身の人生としては問題無さそうでした。
問題は次男の方で、部屋に篭り、何をしているのかも分からない、就職もせず、家族の話も聞こうとしない状況でした。
そこで、長男が出て行った部屋が空き部屋になっていたのも幸いしたので、
次男の部屋を東南の長男が使っていた部屋に移す事をアドバイスしたのです。部屋換えの日付けを決め、
部屋換え決行。それから約一ヶ月から二ヶ月後、次男が就職を決め、今後の自身の方向性も見出し、働き出したのです。
しかしながら、本意であるかどうかは別として、その後直ぐ、次男も恋人を作り、家を出て恋人と暮らしながら、
独立した生活を始めたそうです。
家族の話も聞かなかった次男が、今は時折家に戻り、家族と談笑する様になったそうです。(武知司竜)
過去バックナンバーはこちら。
●其の一「家相・地相のルーツの巻」
●其の二「鬼門を知る パートⅠの巻」
●其の三「家相と九星と風水と・・・の巻」
●其の四「鬼門を知るパートⅡの巻」
●其の五「庭の吉凶あれこれ・・の巻」
●其の六「庭の吉凶あれこれパートⅡ・・の巻」
● 其の17「お勧めしたい、家族の部屋割りパート2・・・の巻」
● 其の18「お勧めしたい、家族の部屋割りパート3・・・の巻」