» 2014/08/24/
Geen・あわわfree2014年9月号で掲載した「マネーコラム」をWEBアップします。
住宅ローン返済と教育費の準備を両立する画期的な考え方とは?
マイホームを買う時の不安として一番多いのは住宅ローンを支払っていけるかどうかわからないというものです。そして、その一番の原因になっているものが子どもの学費であることが多いです。子どもが進学する時、した後に教育費や仕送りをするお金がかかる。そんな中住宅ローンをきちんと支払っていけるのか?と、住宅ローン返済に不安を覚えてマイホーム購入に踏み切れないという方もいらっしゃいます。
確かに、大学などへ進学した時の学費や生活費を支払うとなると1人数百万円のお金が必要になりますので、不安を覚えるかもしれません。しかし、子どもが大学や専門学校に進学する時に親が学費を支払わないといけないなんていうことはありません。ただ、世間一般的に親が支払う場合のほうが多いというだけです。そこで考えてもらいたいのが、子どもが進学をしたいと言った時に学費を支払ってあげたいと思うのかどうか?ということです。ただ、世間体を気にしてなにか強迫観念のようなものにかられて学費を準備するのではなく、純粋な気持ちとして学費を準備してあげたいと思うのかどうかを、自分に一度問いかけてみてください。
学費を準備してあげなければ、奨学金を借りることになって子どもがかわいそうと思われるかもしれません。確かに、奨学金の返済があるのとないのとではない方が楽でしょう。しかし、子供本人がどうしてもやりたいことがあるということなら、それくらいの苦労は乗り越えるべきものではないでしょうか?逆に、下手に学費の準備をすると「やりたいことが特にないから取りあえず大学に行く」という選択肢を与えてしまうことになり、数百万円と4年間という時間の無駄、さらに子どもに甘えを覚えさせるというろくでもない結果になることも考えられます。
また、どうしてもということであれば国の教育ローンなどを利用して学費を準備することは出来ます。しかし、マイホーム購入や住宅ローン返済は自分たちで用意する以外に手段はありません。
もちろん、マイホームも教育費も両方十分実現できるのが理想です。しかし、マイホーム購入をすれば教育費の準備ができないという状況であれば教育費の準備は切り捨てるという選択もありだと私は思います。
次回予告
「マイホーム購入で失敗したくなければ家づくりをするな!」