» 2014/09/27/
建てようネット[徳島] 不定期 家相コラム
家相四方山雑記
家を建てる前に知っておきたい家相のあれこれ。
文/武知司竜
其の二十
窓の吉凶の巻
前回まで、家族の部屋割りと題し、実例とあわせて書いてきましたが、今回は、窓の吉凶と題し、窓について少し触れてみたいと思います。
窓の役割と言えば、やはり採光と通風が大きな役割として占めると思います。当然、家の立地や部屋の間取りにより、どの部屋のどの方角に窓を作るべきか変わってくると思いますが、家相で観るところの窓のある方角の吉凶があったりします。そのあたりの意味合いや注意点を書いていこうと思います。
まず東の窓、朝日が射してくる方角です。一日を始める為の陽気を取り込む窓となりますので、小さいものよりも大きく開かれた窓が大吉となります。カーテンなどもレースカーテン等で、光を遮らないものがよいです。東の窓が大きくつけられた部屋は、子供部屋などに最適といえます。続いて東南の窓。この方角も陽気を取り入れる為の窓として、大きく開かれた窓が吉となります。暑くなる夏場に向けて、一般的に南よりの風が吹く日本では、風を通す為の役割もはたしますので、機能の面からも、大きな窓がお勧めです。東同様、レースのカーテン等、あまり遮光しない方がよいでしょう。東南の窓が大きくつけられた部屋は、リビング等の居間や子供部屋(特に娘さんの部屋)に最適です。家族の中で商売をされている人の部屋にも良い気が巡ってきます。
次は南の窓。ここも陽気が多く入ってくる方角の窓となります。しかしながらあまり大き過ぎると夏場に熱を貯めやすく、立地や周囲の環境も鑑みて、適度な大きさの窓を付けることが良いでしょう。遮光カーテンとレースカーテンをうまく使って調整する事も良い方法だと思いますが、くれぐれも遮光カーテンで年中塞ぎっぱなしにはならない様に注意しましょう。
次は南西の方角の窓。ここは裏鬼門の窓となります。家相の一般的な考えから言いますと、物を腐らせる土気が入りやすい為、大きな窓は凶とされています。あと、鬼門の対角にあたる為、鬼門の口から良からぬモノが入り、裏鬼門の口に抜け出るとも言われています。結論から言うと、やはり大きな窓は避け、通気程度の窓にとどめる方が無難となります。大きめな窓がある場合は、室内は障子やブラインド、しっかりした遮光カーテンなどで、普段は閉めておくことが良いでしょう。この方角しか、採光の窓が取れない場合などは、外側に格子をはめる等をお勧めします。次回は続きの西の窓から書きます。(武知司竜)
過去バックナンバーはこちら。
●其の一「家相・地相のルーツの巻」
●其の二「鬼門を知る パートⅠの巻」
●其の三「家相と九星と風水と・・・の巻」
●其の四「鬼門を知るパートⅡの巻」
●其の五「庭の吉凶あれこれ・・の巻」
●其の六「庭の吉凶あれこれパートⅡ・・の巻」
● 其の17「お勧めしたい、家族の部屋割りパート2・・・の巻」
● 其の18「お勧めしたい、家族の部屋割りパート3・・・の巻」
● 其の19「お勧めしたい、家族の部屋割りパートⅤ実例編・・・の巻」