» 2015/02/26/
建てようネット[徳島] 不定期 家相コラム
家相四方山雑記
家を建てる前に知っておきたい家相のあれこれ。
文/武知司竜
其の26
家相書における各部の吉凶パートⅡの巻
前回は、トイレについて、昔から伝わる様々な家相書等に書かれている吉凶を私の意見を交えながら書いてみました。今月は続いて、お風呂について書いていきたいと思います。
今回も前回ご説明した二十四山の家相盤に則って、判断していきます。お風呂を置いてはならないと言われる方角ですが、トイレに次いで、昔から設置場所が難しいとされる家相書が多く、やはり、鬼門(北東)裏鬼門(南西)は勿論、不浄を嫌いますので、駄目となっています。そしてこれも同じく、残りの6方角の各方角を三つに分けた、真ん中、ここも全て凶となります。これ以外の二十四山に分けた残りのスペースは全て良しと言う事になります。
しかしながら、トイレとは違い、スペース的にも大きく場所をとるし、給排水の兼ね合いから言っても、実際問題として、家相書に昔から書かれているタブーを馬鹿正直に守っていたのでは、設置も適いません。浴室で一番気を使うのは湿気で有りますから、日当たり、通風等を考慮し、多少、タブーとされる方角に掛ろうとも、それらを考慮すれば、私は善しと思っております。最近は乾燥機能等もある浴室がありますし、トイレ同様、神経質になり過ぎなくて良いと思われます。
とは言うものの、それでは家相書等において、どう言う凶事が伝えられているのか?真北東・跡取りに祟りあり大凶。真南・頭の病気、色情問題の暗示あり凶。真西・色情問題、財運の低下の暗示あり凶・・・等があります。正直、盲説に近い類と考えてよいと思われますし、湿気、冷え等に気をつけておけば、問題ないと私は考えます。
トイレ同様に清浄に保って置く事と、湿気が抜けやすくする事は大事だと思いますから、それらをよく考えて、設置し、どうしても無理がある場合は、乾燥設備などで補うようにしておけばよいでしょう。家の中で、家相上、どうしても設置場所に頭を抱える、トイレと浴室を二回に分けて書いてきましたが、現代の設備を考慮すれば、昔から伝えられる家相書のタブーも概ね解消されるのではないでしょうか?
何より、毎日使うトイレや風呂ですから、家相上の言い伝えや諸説を気にするより、住みやすさ、使い勝手に沿った設置を心掛けた方が良いと思います。(武知司竜)
過去バックナンバーはこちら。
●其の一「家相・地相のルーツの巻」
●其の二「鬼門を知る パートⅠの巻」
●其の三「家相と九星と風水と・・・の巻」
●其の四「鬼門を知るパートⅡの巻」
●其の五「庭の吉凶あれこれ・・の巻」
●其の六「庭の吉凶あれこれパートⅡ・・の巻」
● 其の17「お勧めしたい、家族の部屋割りパート2・・・の巻」
● 其の18「お勧めしたい、家族の部屋割りパート3・・・の巻」
● 其の19「お勧めしたい、家族の部屋割りパートⅤ実例編・・・の巻」