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» 2015/03/02/
2015年2月21日(土)。
徳島県建設センターで行われた「和の作法 -横内敏人氏 自作を語る-」へ。
講演の詳細はこちらを参照に。
三分一博志さんの講演の時にも感じた「深い建築哲学」を体験できました。
三分一さんの場合は「地球のディテール」でしたが、横内さんの場合は「和」です。
その「和」ですが、横内さんは「現代に見合う『和』」を追求しているようでした。
それは、日本人のアイデンティティを深堀りしていく中で、現代にふさわしい「和」。
古きよきものを守るだけが「和」ではないという話に納得しました。
勉強になった話として。
日本人は、古いものを捨てるのではなく残しながら新しいものを取り入れ、新しいものを作り出すというアイデンティティがあると。
例えば、文字。
漢字を輸入して、漢字を進化させるべく仮名を取り入れました。その際、漢字は捨てなかったという話。
腑に落ちますねー。
仮名文字だけでもコミュニケーションは取れるはずですし、仮名文字だけで進化もできるはずですが、漢字を残した日本人。あ、近世ではカタカナも取り込みましたし、現代でいえば、絵文字なんてにも文字文化の進化系かもしれません。
とにかく。
日本人のそういうアイデンティティを理解しながら、現代の和の建築を目指しているという横内さんの建築哲学に感心しっぱなしでした。
あと。
設計を進めていく中で、スケッチをしっかりと描いていくそうですが、そのスケッチは実際の竣工写真とほぼ同じというのも驚愕でした。
大変勉強になった1日でした。
このような講演を一般にも公開してくださった徳島県建築士会にも感謝したいと思います。