» 2014/05/27/
建てようネット[徳島] 不定期 家相コラム
家相四方山雑記
家を建てる前に知っておきたい家相のあれこれ。
文/武知司竜
其の十七
お勧めしたい、家族の部屋割りパート2・・・の巻
前回より始まった家族の部屋割りのパート2です。前回は家長であるお父さんの部屋にお勧めの方角を書いてみましたが、今回はお母さんの部屋について書きたいと思います。家の中で言えば、お父さんに次いで二番目のポジションと言える大黒柱の補佐役であるお母さんの部屋割りですが、今回に関しては少々反感を持たれるお母さん方が居られるかもしれません。しかし、あえて書きたいと思います。
まず、お母さんに個室を設ける事はお勧めいたしません。特に専業主婦のお母さん、または家計の大半を担っている訳ではないお母さん(お父さんに代わる大黒柱役ではない意)。お子さんが居られず、夫婦共働きの奥様の場合は、これに当てはまりませんが、後々、お子さんを授かった際は、出来れば、持っておられた自室を放棄して頂きたいと言う意見です。妻であり、母であり、主婦である事が家の中でのお母さんの役割でありますが、この役割を十分に担うには家族が集まるべき食卓のあるダイニングキッチンやリビングがお母さんの部屋となるべきで、家族が集う場所を過ごしやすくする、温かく安心感を保つ事が家の守りの要であるお母さんの役割です。
お母さんが自室に閉じ篭って居る様な事態が起こると家の中は一大事です。家族の「ただいま」の声に、「おかえり」の声が直ぐに返ってくる場所に陣取って頂く事が大切なのです。
部屋を設けるのであれば、夫婦の部屋を設けて自室を兼ねるとか、子供たちが家を巣立ってから自分だけの部屋を設ける様にするのが良いでしょう。その際、お勧めの方角は南西の部屋となります。この方角に部屋を設けて吉なのは、お母さんだけでなく、お祖母ちゃんにも吉方となりますが、南西の人象は、母、妻、となり、象意には家庭、勤労、努力等がありますので、大黒柱を支える補佐役としての意識や家庭を第一に考える思いも強くなる方角となります。でも基本的には特に自室を設けず、家族にいつも笑顔を見せ、時に家族一人一人を繋ぐ接着剤となり、潤滑油となる存在である事が理想でしょう。だからこそ、お母さんの部屋は家族が集う場所にすべきと考えます。更に言えば、家庭の守り役を担うお母さんの部屋はその家の中、全体であるのが理想とも言えます。家族に目配りできて、安心感のある家庭を築く事がお母さんの家の中での役割なのですから。(武知司竜)
過去バックナンバーはこちら。
●其の一「家相・地相のルーツの巻」
●其の二「鬼門を知る パートⅠの巻」
●其の三「家相と九星と風水と・・・の巻」
●其の四「鬼門を知るパートⅡの巻」
●其の五「庭の吉凶あれこれ・・の巻」
●其の六「庭の吉凶あれこれパートⅡ・・の巻」