» 2015/03/26/
建てようネット[徳島] 不定期 家相コラム
家相四方山雑記
家を建てる前に知っておきたい家相のあれこれ。
文・絵/武知司竜
其の二十七
家相を見る上での最初のキモ!・・・の巻Part1
前回は、家相書における各部の吉凶と題し2回に渡りトイレや浴室など水周りの事について吉凶を私の意見を交えながら書いてみましたが、今回は、家相書における各部の吉凶パートⅢではなく、(これは後回しにして・・)先ずは、家相を見る上での最初のキモと題し、書いてみたいと思います。
それは、家の中心を何処に定めるか?と言う事。これが決まらなければ、正しい方位を定める事が出来ない為、微妙な線引の時に、判断を間違えかねない訳です。この家の中心のとり方については、古い家相書に様々な説が語られており、実際問題として、流派だの言い伝えだの、どの説を採ればよいものか?一般の方には判断がつき難いと考えます。そこでまずは、最も一般的な家相書等にも多く書かれ、信のおける中心の取り方を図解で説明しようと思います。この図は土地の形にしても、家の形にしても、どちらでも応用出来ると考えてください。
Aの様なパターンは一目瞭然、対角線の交差した点が中心で、説明の余地は無いでしょう。Bの場合の様な三角の土地は、一辺の中心から向かい合う角に線を引き、出来た三つの線の交わりから出します。次にCの場合は、一度、歪に出た部分を無いものと考え、四角を取り、対角線を出す。次に歪に出た部分の先から対面の辺に向かって線を引き、四角を取り、同じく対角線を引く。その4本の対角線の交わりから生まれる中央スペースの中心を家の中心とする(少し変形の場合にこの方法を使う)。Dの場合もCと同様に考え、中心を出すのですが、この場合はあくまで、張り出しの部分と欠けの部分が、ほぼ等分である場合の方法です。いずれにしても、実際はこうは上手く中心が取れる様な家や土地って少ないと思うのですがね・・・。次回はもっと複雑な形でも中心を取る方法を紹介してみたいと思います。(武知司竜)
過去バックナンバーはこちら。
●其の一「家相・地相のルーツの巻」
●其の二「鬼門を知る パートⅠの巻」
●其の三「家相と九星と風水と・・・の巻」
●其の四「鬼門を知るパートⅡの巻」
●其の五「庭の吉凶あれこれ・・の巻」
●其の六「庭の吉凶あれこれパートⅡ・・の巻」
● 其の17「お勧めしたい、家族の部屋割りパート2・・・の巻」
● 其の18「お勧めしたい、家族の部屋割りパート3・・・の巻」
● 其の19「お勧めしたい、家族の部屋割りパートⅤ実例編・・・の巻」