» 2014/11/24/
建てようネット[徳島] 不定期 家相コラム
家相四方山雑記
家を建てる前に知っておきたい家相のあれこれ。
文/武知司竜
其の二十二
神仏祀りに関する吉凶・・・
このコラムでは毎回、家相の様々な吉凶を書いておりますが、一般の方で家相で気になる事って、やはり、鬼門や裏鬼門の事、トイレや風呂等の水周りの事等が、よく気にされる事の様に感じます。今回は、そんな気になる事の上位に位置すると思われる、神仏の祀り方、方角について書いていきたいと思います。
さてさて・・・皆さんがお住まいのお家には、一体、何様? どなた様? が祀られてますでしょうか? まずは、ご先祖をおまつりしているお仏壇、ありますか? それじゃ、次は、神棚はおまつりしてませんか? 台所を覗けば、荒神さま(竈神)はお祭りされていませんか? ご商売をされてるお家なら、七福神やお稲荷さんとか? 古いお屋敷なら、庭には水神さんや屋敷神さんまで・・・。日本のお家くらいではないでしょうか? これほどいろいろな神仏が一軒の家に祭られている事なんて。
日本はもともと、自然崇拝が基本でありました。神道です。山や海、川、木、石、様々なモノに神が宿っているとされ、八百万の神々が信仰の対象だったわけです。そこに仏教やキリスト教が入ってきて、ただでさえ、八百万もの神々が居るのに、何の抵抗もなく時代時代で取り入れてしまった。信仰心の薄い人ほど、何か困った時に、「神様、仏様!どうか私の願いを・・・」なんて、都合の良い神頼みをする。この文言の時点で、神でも仏でもどっちでもいいから助けてくださいって言ってる訳で、他の信仰を硬く守ってる人達からすれば、「日本人って一体・・・」って思われてることでしょう。
そんな日本人のお家には、やっぱり神様、仏様が両方祀られてる訳です。勿論、うちは神道だから!とか、うちはクリスチャンだから!とか、一つに絞って祀るお家もあるでしょう。しかしながら、日本の多くのお家は、家を新築したから、神棚と仏壇も新しくしなきゃ!みたいなセットで考えてる事が多いのです。やはりこれは、先祖祭りに仏教が主流となった事と、日本人が常々、初詣や七五三、お宮参りを行う習慣があるため、信仰心と言うよりも生活の上での常識化ではないかと思われます。
世界には宗教、宗派による、対立や戦争も多い訳ですが、日本人には理解し難い部分かも知れません。でもね、自分の家に仏壇も神棚もお迎えした以上、ちゃんと祀りましょう。次回は具体的にこのあたりのお話をしたいと思います。(武知司竜)
過去バックナンバーはこちら。
●其の一「家相・地相のルーツの巻」
●其の二「鬼門を知る パートⅠの巻」
●其の三「家相と九星と風水と・・・の巻」
●其の四「鬼門を知るパートⅡの巻」
●其の五「庭の吉凶あれこれ・・の巻」
●其の六「庭の吉凶あれこれパートⅡ・・の巻」
● 其の17「お勧めしたい、家族の部屋割りパート2・・・の巻」
● 其の18「お勧めしたい、家族の部屋割りパート3・・・の巻」