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» 2016/10/25/

2016年11月号特集①新登録建築家を知る【今瀬健太】編


建てようネット[徳島](ロゴ)

 

建てようネット[徳島]の実績

建築家決定217件

完成物件163棟(新築126棟、リフォーム24棟、店舗9棟、店舗兼住宅4棟)

(2016年9月30日現在)

建てようネット[徳島]新登録建築家を知るシリーズ

特集 今瀬健太

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3年前に3名の建築家を追加登録して以来22名の登録建築家で建てようネット[徳島]は運営してきましたが、この度、新たに3名を追加登録することに決定。リノベーション、店舗&施設、ローコストなど25名の登録建築家がこれまで以上に建主のニーズに合った家づくりをサポートします。第三弾は今瀬健太を知る特集。前半2Pは「建築美学」を、後半2Pは「店舗&施設設計」です。

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【私のモットー】

楽しく、柔軟に!

【私の家づくりの考え方】

丁寧に考えること、素材の組み合わせや使い方を選ぶこと、クライアントに合った生活を想像することを大事に設計したいと思っています。また、色々な要望などをまとめ、どう一つのかたちにできるかを提案していきます。

【自身の作風について】

僕だけで完結することではなく、クライアントと一緒に作ることが大事と思っているので、一つ一つ違った形になるのが特徴だと思っています。その中で面白い発想や楽しくなる発見を探していきます。

新登録建築家・今瀬健太の建築美学

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プロフィール

1983年生まれ、血液型A型、ふたご座。四国大学短期学部生活科学科デザイン専攻卒。地元建築会社で現場監督・設計業務を経験後、2012年、建築設計事務所「Wrap」を設立。ニ級建築士。

 

好奇心のアンテナが

感知するデザイン

すべてを包み込む存在になりたい

  古来より物を持ち運ぶために使われてきた「風呂敷」。日用品から慶長のお祝いまであらゆるものを包み、日本人の暮らしになくてはならない存在として時代を重ねてきた。

 建築デザインの世界でも、施主やクライアントのあらゆる要望に寄り添い、その思いをすべて包み込む風呂敷(Wrap)のような存在になりたい。それが社名の由来だ。

 「建築デザインはもちろん、インテリアやプロダクトまでを含めた提案をしたい。デザインという大きな枠組みの中で、自在に動き回りたいと思っています」と話すのは、建てようネットの建築家として新たに名を連ねた今瀬さん。そのキャリアもユニークだ。

 大学ではデザインを専攻。何かを描いたり、モノづくりの仕組みを考えたりすることが好きだった彼は、地元の工務店に入社。会社が新たに新設した設計部の担当者として、また時には現場監督として、暮らしの中に息づくデザイン的な要素を次々に学んでいった。

 「建築家や設計事務所、各分野の専門業者など、いろんな人の仕事や考え方を間近で見ることができたのが大きかった。同じ建築家でも、それぞれが大切にする部分はこんなにも違うんだって。それぞれの良い部分を吸収する毎日でした」。

すべての答は施主の中に存在する

  風呂敷の意味を持つ社名の通り、独立後はあらゆるデザインの仕事に携わることになる。例えば、上勝町に完成した地ビールの店舗設計では、家具デザインとしてチームに参加。廃材を活用しながら家具のデザインや配置方法を考える重要な役割を担った。

 「自分の作風を前に出すのではなく、仕事によってまったく新しいものを作っていくイメージです。お施主様の要望に僕自身が興味を持ち、新たな提案につなげられるかが重要。もし自分自身が関わる意味を見つけられなければ、無責任に仕事を受けるべきでないと考えています」。

 施主と向かい合って話をしていると、車や家具、インテリアなど、建築以外の方向に家づくりのコンセプトが隠れていることが多々ある。デザインという大きな枠組みで物事を捉えられる体質に磨きを掛けておくことが、最終的にはクライアントの満足につながっていく。

 現在、今瀬さんは県内外のクリエイターや個人事業主とともに「フィル・デザイン」というチームを結成。自らが先頭に立ち、人が集い、学び、繋がる場所づくりを行っている。「徳島にそういう場がなければ、作ればいい」と今瀬さん。その多方向に張り巡らされた好奇心のアンテナこそが、彼の建築デザインの原動力なのだ。

 

WORKS

今瀬健太さんが設計した代表作品

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■設計コンセプト

「住む人と一緒に変わっていく家をイメージして設計しました。内部の部屋と部屋を仕切る壁はほとんどなく、家のかたちがそのまま室内空間を作っています」(今瀬)

■完成/2009年2月

■施工/誉建設

今瀬さんの自宅兼事務所。暮らしとともに住まいが完成していくイメージで、シンプルに設計した。彼の建築作品の一つとして見学することもできる。

今瀬さんの自宅兼事務所。暮らしとともに住まいが完成していくイメージで、シンプルに設計した。彼の建築作品の一つとして見学することもできる。

玄関を入ってすぐの多目的スペース。正面には裏庭が広がり、解体時に出た階段が本棚代わりに置かれている。ここに足を運べば暮らしのヒントが膨らむはず。

玄関を入ってすぐの多目的スペース。正面には裏庭が広がり、解体時に出た階段が本棚代わりに置かれている。ここに足を運べば暮らしのヒントが膨らむはず。

お気に入りの家具やインテリアが配置されたリビングダイニング。フローリングには家具用の木材を使用。建築のセオリーを飛び越えた発想力に驚かされる。

お気に入りの家具やインテリアが配置されたリビングダイニング。フローリングには家具用の木材を使用。建築のセオリーを飛び越えた発想力に驚かされる。

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HS HOUSE

■設計コンセプト

「道から少し山を登った場所に建つ住宅です。北側に設けたLDKは柔らかい光が室内に入り、日差しを気にせず気持ちのいい景色が望めます。内部と外部・部屋と部屋など繋がることを意識し、関係性を大事に設計しました」(今瀬)

■完成/2015年12月

■施工/コール

山の中腹に新築するにあたり、景色の良い北側にリビングを設置。「採光計画さえしっかりすれば、北側を生活の中心に据えても大丈夫」と今瀬さん。

山の中腹に新築するにあたり、景色の良い北側にリビングを設置。「採光計画さえしっかりすれば、北側を生活の中心に据えても大丈夫」と今瀬さん。

引き戸を開放すれば、寝室、階段の吹き抜け、リビング、デッキ、和室が一直線につながる。どの部屋からも自然あふれる風景が楽しめるのが魅力。

引き戸を開放すれば、寝室、階段の吹き抜け、リビング、デッキ、和室が一直線につながる。どの部屋からも自然あふれる風景が楽しめるのが魅力。

屋根の形状をそのまま活かし、廊下側の壁をガラス張りにすることで開放的な空間を実現。深めの軒を設けることで、四季の光をコントロールしている。

屋根の形状をそのまま活かし、廊下側の壁をガラス張りにすることで開放的な空間を実現。深めの軒を設けることで、四季の光をコントロールしている。

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YM  Bldg

■設計コンセプト

「築42年になる建物はもともと雰囲気のある建物でした。改装した時にあからさまに改装が分かるより、前から存在したような、それでいて綺麗に見えるものになるように色使いなどを考えました。賃貸スペースは既存の間取りを生かしながら光を多く取り入れるような配置を考えました」(今瀬)

■完成/2016年6月

■施工/AY技研

昭和の匂いを感じさせるマンションをリフォーム。鉄筋コンクリートの質感を活かしながら、住む人に違和感を感じさせないよう注意深く改修している。

昭和の匂いを感じさせるマンションをリフォーム。鉄筋コンクリートの質感を活かしながら、住む人に違和感を感じさせないよう注意深く改修している。

下地のコンクリートをそのまま見せ、木の柱をグレーに着色。襖があった場所にはドアと壁を設置した。古さと新しさのコントラストがモダンな雰囲気。

下地のコンクリートをそのまま見せ、木の柱をグレーに着色。襖があった場所にはドアと壁を設置した。古さと新しさのコントラストがモダンな雰囲気。

 

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