決定した建築家と家づくりが開始
高低差があったり、変形の、難しい敷地ではないか。
希望する家を建てる十分な広さがあるか。
軟弱地盤ではないか、何年前に造成された土地か、周囲に川や池がないか。
電気、ガス、水道、ケーブルテレビやインターネットの引込状況。雨水、汚水、排水の状況。
日当たり、季節の風向き、湿気、自然環境、近所の建物や付き合い。
地域の歴史や新しさ、交通機関・学校・病院・商業施設などとの距離。
近くに大きな道路や施設ができるなど、将来周囲の環境が変わる可能性。
*建築に敷地の測量(道路幅員、土地の高低、電柱の位置、隣家の位置、隣家の窓の位置など)が必要な場合は、測量費がかかります。売買が目的の場合は、より高額になります。
道路とは幅員4メートル(地域によっては6メートル)以上の公道や、位置指定道路とされた私道など。ただし昭和25年の建築基準法が施工される以前からの道で役所が指定したものであれば例外も認められます。
「第一種住居地域」「第一種低層住居専用地域」など、敷地がある用途地域の種別によって建物の「建ぺい率」や「容積率」が決められています。「建物の高さ制限」や「北側斜線制限」「道路斜線制限」「隣の家との距離」なども定められているので、自分の土地がどの用途地域に属するか、市町村役場などにある都市計画図で確認しておくことが必要です。
敷地が商業地域や住宅密集地域などの「防火地域」「準防火地域」にある場合は、原則として決められた耐火建築物、準耐火建築物しか建てられません。また、それ以外でも屋根や壁、塀などを燃えにくいものにしなければいけない場合があります。敷地がこれらの地域に当たるかどうかを確認し、該当する場合はどういう建築なら可能かを建築家に相談しましょう。
見た目が田畑でなくとも農地として登記されている土地もあります。農地を宅地に転用する場合は知事や農林水産大臣の許可が必要で、許可を得るには所定の日数が必要です。許可なく建てると、原状回復義務により家屋の取り壊し命令を受ける可能性もあります。まずは建築家に相談してみましょう。




[建てようネット]の場合は加盟の工務店から、家の規模や構造に応じて建築家が推薦します。
※「見てもわからない」とまかせずに、自分で中身を確認することが大事です。
| 本体工事例 | |
| 仮設工事 | 工事現場の足場やシート、トイレ、現場で使われる水道、電気、電話料など。 |
|---|---|
| 基礎工事 | 基礎をつくるための工事。土工事、鉄筋工事、コンクリート工事など。 |
| 木工事 | 木材費をはじめ、加工、組み立て、取り付けなどの工事費、大工さんの工賃。 |
| 屋根・とい工事 | 屋根を葺いたり、雨どいを取り付ける工事。 |
| 左官・タイル・塗装工事 | 内部の塗装、ペンキ塗り、タイル張り、外装吹き付けなど。 |
| 建具工事 | 戸、襖、障子、ドアなどの製作、吊り込み、取り付けなど。木製建具と金属製建具がある。 |
| 造作家具工事 | 造り付け家具の製作など。 |
| 内・外装工事 | 壁にクロスや布を張ったり、カーペットや畳を敷く内装工事。サイディングを張る外装工事など。 |
| 雑工事 | こまかい設備を取り付ける工事。 |
| 管理諸経費 | 各施工業者と連絡を取り、工事を進めるための一般管理費。 |
| 電気設備工事 | 配線や電気設備にかかわる工事。 |
| 給排水・衛生設備工事 | 風呂場、トイレ、洗面所などの水廻りにかかわる工事。 |
| 別途工事例(場合によります) | |
| 外構・植樹工事 | 車庫、門扉、塀、造園などの工事 |
| 屋外電気工事 | |
| 屋外給排水・ガス配管工事 | |
| 意匠図面名 | 内容 | 基本 設計 |
実施 設計 |
| 付近見取図 | 敷地の場所や周辺の地図を示したもの。 | ● | |
|---|---|---|---|
| 配置図 | 敷地のどこに建物が建てられるかを示したもの。 | ● | ● |
| 平面図 | 間取り図。部屋や階段、廊下、柱の位置などが分かる。 | ● | ● |
| 断面図 | 建物を縦に切って横から見た、縦方向の間取り図。 | ● | ● |
| 立面図 | 建物の外観を東西南北から見た図。 | ● | ● |
| 室内展開図 | 各部屋の4面の壁を描いた図。 | ● | |
| 天井伏図 | 内部から天井を見上げた図。 | ● | |
| 屋根伏図 | 建物を真上から見下ろした屋根の図。 | ● | ● |
| 矩計図 | かなばかり図。断面図をより詳しくした図で構造が分かる。 | ● | |
| 建具表 | 建具の寸法やデザイン、取っ手の位置などが分かる。 | ● | |
| 仕上げ表 | 敷地の場所や周辺の地図を示したもの。 | ● | |
| 面積表 | 建築面積、床面積、延床面積が分かる。 | ● | ● |
| 仕様書 | 工法、用材など図面では表せない建物の情報。 | ● | |
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※実施設計ではこのほか、[構造図面]として基礎伏図、床伏図、小屋伏図、筋かい計算書など、[設備図面]として電気設備図、空調換気設備図、給排水設備図、ガス設備図などが作成されます。 |
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空調機、照明器具、家具、等々…。
古い家から柱や梁、障子などを持ってきて、再生利用も…。
隣家や道路と建物の間隔、日当たり、風通し、騒音、視線など周囲との関係
屋根の形や軒の寸法、窓のサイズや形状
部屋数、広さ、つながり、動線、上下階の部屋の位置、窓の採光・通風
天井や窓の高さ、ドア・棚・造りつけテーブル・キッチンや洗面台の高さ、コンセント・器具の高さ
基礎の高さ、土台などの強度、床下の防湿・防腐・防蟻処理、断熱材の材質・厚み
照明器具、スイッチ、コンセント、テレビのアンテナ端子、電話端子、水廻りの設備機器の配置、屋外の水栓の位置